お口の中にこのような金属はありませんか？
原因不明の痺れ、倦怠感などはありませんか？
アマルガムが原因で起こりうる症状には、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・頭痛・肩こり・慢性疲労など（これはほんの一部です）があります。
歯に詰めたアマルガムがあなたの健康を脅かしている可能性があります。
歯の中に黒く変色した銀色の詰め物があったら、それはアマルガムかもしれません。
水銀を高濃度に含む詰め物・アマルガム
アマルガムは水銀を50%(JIS規格重量比3%)含む金属から出来ています。
加工が容易で殺菌性に優れているため、以前はよく使用されていましたが、最近はアマルガムに含まれる水銀の危険性を考慮してほとんど使われなくなりました。ヨーロッパでは使用が禁止されていますが、日本では未だ保険診療で認められている金属です。
アマルガムは常に高温多湿、酸やアルカリにさらされる口の中で簡単に気化、蒸発します。
また水銀は水俣病に代表される危険な物質であり、厚生労働省でも妊娠中においては海産物などからの摂取制限がされています。
アマルガムから容易に水銀が蒸発する様子
水銀が脳神経細胞にあたえる影響
口腔内のアマルガムから蒸発する水銀気体の濃度
無機水銀と有機水銀は別物？
アマルガムは無機水銀だから安全だという記述がありますが、無機水銀も安全ではありません。
その証拠にアマルガム作成過程において水銀の取り扱いは厳重に管理・保管されています。
また腸内細菌や一部のビタミン製剤などにより容易に有機化されます。安易にアマルガムを除去しても、倦怠感や頭痛等の症状はすぐに出ない
こともあるため、歯科医も患者様もその有害性に気付きません。
アマルガムについて詳しく学べば有害性は明らかですがほとんどの歯科医はそれを知る機会がほとんどありません。所属する医科歯科連携普及協会では、アマルガムによると思われる有害症例、また安全なアマルガム除去による改善症例を、医科歯科をまたいでたくさん保有しております。
水銀の作業環境基準を超える数値
水銀の作業環境基準は、0.025mg(25μg)/m3です。口腔内のアマルガムに近づけるだけで容易に300μg/m3（労働環境基準は25μg/m3）を超えるのがわかります。無機水銀が安全だと言い切れますか？
歯科医療従事者が水銀暴露被害に？
下図は院長の毛髪から有害金属の蓄積を調べたものです。水銀のレベルが高レベルに達し、もう少しで最高値まで振り切ってしまう状態です。こうなると人によっては症状がいつ出てもおかしくないレベルとなります。（下図毛髪検査 [重金属]）
アマルガムの除去をすれば終了というわけではありません。口腔内や全身に及ぼす悪影響、多くの疾患の原因になる水銀中毒にならないよう、内科医と連携し、安全な除去を行います。